鍵番号で合鍵ネット注文、女性宅侵入 逮捕の男「私生活見たかった」 ほかに合鍵7本も
※以下転載
鍵番号で合鍵ネット注文、女性宅侵入 逮捕の男「私生活見たかった」 ほかに合鍵7本も [2016.10.5]
松山市で9月、女子大学生(20)のマンションの部屋に合鍵で侵入したとして住居侵入容疑で男が逮捕される事件があり、この男が大学生の鍵に刻印された「鍵番号」をメモし、インターネットで合鍵を注文していたことが5日、愛媛県警への取材で分かった。
男は愛媛大病院の契約職員、村上隆幸容疑者(44)=松山市久万ノ台。
逮捕容疑は9月10日午後9時20分ごろ、松山市内の女子大学生の住むマンション一室に侵入したとしている。県警によると、「女性の私生活が見たかった」と供述している。
村上容疑者は事件前、この大学生の住むマンションの管理会社社員を装い、大学生宅を訪問。鍵を提示させて鍵番号をメモし、インターネットで合鍵を注文、入手していた。それまで大学生と面識はなかったという。
この部屋とは別の合鍵7本も持っていたが、被害状況は不明。県警は他の合鍵も同様の方法などで入手していたとみており、鍵番号は個人情報として慎重に取り扱うよう呼び掛けている。
鍵番号と製造業者で合鍵可能
松山市の鍵業者によると、種類によっては鍵番号と製造業者が分かれば合鍵を作る事が可能。ネット注文を含め、鍵番号から合鍵を複製する際、業者に身分証を提示する法的義務はないという。
松山区検は9月30日、住居侵入罪で村上容疑者を松山簡裁に起訴した。