聖マリアンナ医科大学の精神科医が「精神保健指定医」資格を不正取得

「精神保健指定医」資格を不正に取得し、重い精神障害がある患者の強制的な入院が必要かどうかなどの判定が不正におこなわれていた可能性があります。
集団ストーカー・テクノロジー犯罪の被害者で、この精神科医の診察を受けていた方も何名かいるようです。

※以下転載


厚労省:医師・歯科医47人処分…聖マリアンナは23人

厚労省:医師・歯科医47人処分…聖マリアンナは23人 [2015.10.1]

厚生労働省は1日、医師や歯科医師計47人の行政処分を発表した。今年4月に発覚した聖マリアンナ医科大病院(川崎市)の精神保健指定医の資格不正取得問題では、厚労省が資格を取り消した医師23人が医業停止1〜2カ月となった。一つの問題で同時に処分された医師の人数としては過去最多。処分は15日に発効する。

聖マリアンナ医科大病院によると、処分を受けた23人のうち現在も在籍しているのは10人。いずれも学内処分を受けて休職中のため、患者の診療に影響はないという。病院は「処分を厳正に受け止める」としている。

 厚労省によると、指定医の資格が取り消された医師はこれまでも複数いたが、それを理由に行政処分するのは初めて。厚労省は「組織的に不正が行われ、社会的な影響も大きいため」と説明している。【古関俊樹、黒田阿紗子】

厚労省:医師・歯科医47人処分…聖マリアンナは23人


聖マリアンナ医科大学の精神科医が「精神保健指定医」資格を不正取得

聖マリアンナ医科大学の精神科医が「精神保健指定医」資格を不正取得 [2015.4.16]

何人たりとも他人の自由を束縛することはできない。ごく稀な例外は警察権力のおける犯罪者、船上における船長などである。ところがそのごく稀な例外である精神科医がとんでもないことを起こしていた疑惑が持ち上がった。

当該の精神科の医師が所属する聖マリアンナ医科大学では、HP上に次のようなお知らせを載せた。

神経精神科 診療体制の縮小について お知らせ

(当病院の)神経精神科では、常勤医師の減少に伴い、外来診療および入院病床の確保・維持がきわめて困難な状況となりました。つきましては、4月より診療体制を縮小させていただきますのでご了承願います。(中略)暫時神経精神科の受診を希望される患者さんにつきましては、できるだけ他の精神科医療機関への受診をお願い申し上げます。

平成27年4月

病 院 長

神経精神科部長

神経精神科、常勤医師の減少は次のような理由であると考えられる。報道によれば、川崎市にある聖マリアンナ医科大学病院で、少なくとも9人の医師が、重い精神障害がある患者の強制的な入院が必要かどうかなどを判定する専門の医師、「精神保健指定医」の資格を不正に取得していた疑いがある。

「精神保健指定医」は、精神障害がある患者に対して入院の要不要の判定を行うほか、自分を傷つけたり、他人に害を及ぼしたりするおそれがある重い患者に対して、強制的な入院や行動の制限などを判定する専門の医師の資格で、法律に基づいて厚労大臣が指定する。

指定を受けるには、精神障害の分野での3年以上を含む5年以上の実務経験や、統合失調症や児童・思春期の精神障害、認知症など8人の患者についてレポートを提出し、審査を受ける必要がある。

しかし9人の医師は、申請の際、自分が診察していない患者のレポートを提出したり、ほかの医師が診察した患者の症例をコピーしたりしていたとみられる。

症状が重い患者について、都道府県知事などが本人や家族の同意なく強制的に入院させる「措置入院」は、2人以上の指定医の判定が必要で、家族などの同意で強制的に入院させる「医療保護入院」についても1人以上の指定医の判定が必要だと定められている。医療関係者によると、最近はうつ病などで休職する従業員について指定医の診断書を求める企業も増えている。

聖マリアンナ医科大学病院の地元の川崎市では、「措置入院」の件数が、平成25年度までの3年間に258件に上っている。川崎市によると、このうち聖マリアンナ医科大学病院の医師の判定に基づく措置入院は37件だが、不正の疑いがある医師が判定に関わっていたかどうかは分かっていない。

精神保健指定医の人数は年々増えていて、平成24年3月末の時点では全国で1万3880人に上っている。厚生労働省によれば、平成14年以降、不正に指定を取得しようとしたケースが3件あり、監督責任を問われた指導医3人が指定を取り消されている。(以上4月14日のNHK ニュースより抜粋引用)

筆者は認知症の疑いが有り、猜疑心が強く暴力衝動が出始めた母を「医療保護入院」させたことがある。母の言うことはつじつまが合わず、どこに居るかさえ判断できない。入院を承諾するかどうかの意思は確認できなかった。

筆者は、たまたま高校の後輩だった精神科医の診断を受け、サインをもらい、自らも署名し母を病院に閉じ込める判断をした。この判断は医師に全幅の信頼を置いているからこそできた。違った見方をすれば医師への全幅の信頼が筆者にとっての免罪符となった。

精神科医と短い会話をした。巷間、精神科の病院にはいって出てくると却って病状が重くなるような人がいる。ということがまことしやかに語られていた。もちろんそれには時間の経過に伴う病状の悪化という理由もあろう。しかし、薬漬けなどという言葉も思い浮かぶ。

筆者「薬を使うんだよね」
医者「その方法しか今のところ有りません」

診察室の片隅に箱庭療法の箱庭がおいてあるがホコリをかぶっている。

筆者「暴力衝動を抑える薬と言うけれど、それを使うと暴力衝動だけが選択的に抑えられるのではなくて、精神活動全体が低下するんじゃないの?」
医者「その通りです。保護入院するかどうかはじっくり考えて判断して下さい」

少し。沈黙。

筆者「お願いします。入院させて下さい」

まだまだ聞きたいことがある。風呂は、食事は、外出は? 何より出掛けることが好きな母だ。でも、それは後で説明してくれるだろう。そんな重い判断に立ち会わなければならないのが「精神保健指定医」なのに。

今、世の中には心療内科医を標榜する医者が増えている。心療内科や精神科は高価な医療設備がなくても、貸部屋一つあれば開業できる分野である。

中にはもちろんすばらしい先生がいらっしゃることを前提とした発言であるが、聖マリアンナ大学病院のような精神科医の粗製濫造は、患者にとっても、家族にとっても悲劇でしかない

聖マリアンナ医科大学の精神科医が「精神保健指定医」資格を不正取得