ルノアール絵画疑惑

画廊「アート・フランス」社長および陶磁器販売会社「立花」取締役から、「ルノアールの2枚の絵画」の販売を委託されたマネジメント会社役員と創価学会員の企業コンサルトの二人が、学会系の美術館である「東京富士美術館」にと、学会副会長に購入を打診する。
東京富士美術館が資金不足であったため、三菱商事が代理として36億円で購入した。
1年半後の1990年9月に五億円を上乗せし、「東京富士美術館」が三菱商事へ41億円の代金を支払う。

三菱商事は購入の際、36億円の代金を1枚1億円の小切手36枚で支払ったが、画商には21枚(21億円分)しか渡っておらず、15億円分が消失した。
うち14枚は架空名義で換金されていた。
この事が後になり発覚、警察庁と国税庁が事件の捜査をおこなうが、消えた15億円のうち3億円の行方は特定できないまま捜査が終了した。
「立花」取締役は、脱税の疑いで東京地検に逮捕され、三菱商事は警視庁に古物営業法違反で書類送検された。

これについてマスコミは、消えた金が学会の裏金になったのではないか、と騒いだ。
(「行方不明の3億円は八尋副会長に渡り、池田氏のノーべル平和賞取りの工作資金だった。」旨の内容を語る立花玲子の告白テープの存在が、メディアに取り上げられた。)