テレビドラマ中でのテクノロジー犯罪

ドラマ「ガリレオ2」第3話 心聴る(2013/4/29放送)より

・あらすじ
ある企業の女子社員が自殺する。
原因は不倫相手(勤務先会社の社長)に捨てられたらしい。
そして、その社長は告別式へ訪れ、大勢の弔問客の前で突然大声で「やめろ!」と叫び、走り去っていくが、その後、川へ飛び込み自殺を図り、水死体となって発見される。
他の社員の話では幻聴に追い詰められていた、との事である。。

この会社では、社内の人間が立て続けに2人自殺した。
警察が事情聴衆に訪れた最中にも、社員が死んだ女の声が聞こえると騒ぎ出す。

後日、主人公の湯川教授を伴った事情聴衆の際には、ある女性社員から会社内で耳鳴り(虫が頭の中を飛び回っているようなブーンという音)が聞こえるという話を聞く。

刑事と湯川教授は、超指向性スピーカー(ハイパーソニックサウンドシステム)による犯行について検証をおこなうが、そうではないと断定される。

※大勢の中の一人にだけ音を聞かせる事ができる。スピーカーから出る音というのは空気中を波となって鼓膜に伝わっていくため、耳を塞いだ場合には音は聞こえなくなる。

やがて、仮設と捜査からフレイ効果を利用した犯行であることを突き止める。

・フレイ効果
電磁波を音に合わせたパルス波形にして照射すれば、頭部との相互作用で照射された人間にだけ音が聞こえる

フレイ効果の場合は、鼓膜ではなく、直接頭の中に音を響かせることができる。(20m離れていても可能)
耳を塞いでいても声が聞こえる、という事である。

というのが、ドラマの内容です。

ガリレオ 第3章 心聴る(フジテレビ)

マイクロ波聴覚効果(wikipedia)
脳内音声兵器について(YAHOO知恵袋)