隣人女性を刺した61歳男を殺人未遂で現行犯逮捕 さいたま市 [2013.5.6]

隣人女性を刺した61歳男を殺人未遂で現行犯逮捕 さいたま市 [2013.5.6]

さいたま市で近所の女性を刺した61歳の男が、殺人未遂の現行犯で逮捕された。
佐藤武広容疑者(61)は6日、隣に住む60歳の女性の背中を包丁で刺し、現行犯逮捕された。女性は重傷を負った。
佐藤容疑者は事件前、警察署を訪れ、女性に対する意味不明な苦情を訴えていたという。
佐藤容疑者は「女性から電波で嫌がらせを受けていた」と供述しているという。
(2013/05/07)


隣人女性殺人未遂事件 被害者家族、警察の一連の対応に不信感

さいたま市で隣人の女性を刺して殺害しようとしたとした男が逮捕された事件で、事件に至るまでの警察の対応に対して、問題が浮上している。

男は犯行前に、「相手を殺してしまうかもしれない」と警察に相談していた。
被害者の家族は、警察の一連の対応に不信感を抱いている。

被害者の夫は「警察から対応があれば、わたしは、家内もここにはいさせませんし。
なんで対応してくれなかったんですかっていうことなんですよ」と話した。

隣人に背中を刺され重傷を負った被害女性の夫は、警察がしっかり対応していれば 事件は防げたはずと、悔しさをにじませた。

そして、その対応がまたも問われているのは、かつて桶川ストーカー事件をめぐり、国民から猛批判を浴びた埼玉県警。

被害者側が「防げたはず」と警察に訴える事件は、どのように起きたのか。

5月6日夕方、さいたま市内の住宅に住む佐藤武広容疑者(61)が、60歳の隣人の女性を包丁で刺したとして、殺人未遂で現行犯逮捕された。

被害者の夫は「(佐藤容疑者は)刃物とガソリンを持ち、ガソリンをまきながら走って、家が開いていましたから、そのまま駆け込んだんです。(家内は)助けて、キャーと言って。
わたしは、すぐ追っかけて、その間に入って、家内を逃がした」と話した。

背中を刺された女性が、全治1カ月もの重傷を負ったこの事件は、当初、佐藤容疑者と被害女性との間の隣人トラブルの可能性が指摘されていた。

しかし、被害者の夫は「近隣トラブルは1度もないし、聞いた時はびっくりして。
それまでひと言も、そういう話はなかったものですから」と否定した。

1人暮らしの佐藤容疑者の様子を、何かと気にかけていたという、この隣人夫婦は、事件の前の日にも、佐藤容疑者と会話を交わしていたという。